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目標上回るインフレ率、懸念要因─英中銀総裁=地方紙

発行済 2021-10-11 07:26
更新済 2021-10-11 07:27
© Reuters.  英イングランド銀行(中央銀行)のベイリー総裁は、地方紙ヨークシャー・ポストとのインタビューに応じ、インフレ率が目標の2.0%を上回っているのは懸念要因で、定着を防ぐため

[9日 ロイター] - 英イングランド銀行(中央銀行)のベイリー総裁は、地方紙ヨークシャー・ポストとのインタビューに応じ、インフレ率が目標の2.0%を上回っているのは懸念要因で、定着を防ぐために管理が必要だとの認識を示した。

総裁は「非常に繊細で難しい課題に取り組むことになる。ある意味で(インフレが)恒久的に定着することを防ぐ必要がある。定着すれば、明らかに大きなダメージとなるためだ」と発言。

「残念ながら、中銀の前回予測では、さらに上昇する。懸念している」と述べた。

金融市場はすでに年内の利上げを約90%の確率で織り込んでいる。

総裁は、新型コロナウイルスの流行で消費者の行動が変わり、経済がさまざまな課題に見舞われており、対応が必要だとし「非常に大幅な望ましくない価格変動が起きている」と述べた。

総裁は、エネルギー価格を見ると、インフレが中銀の当初の予想ほど一時的ではないことが判明するだろうと指摘。

「今後、非常に多くのことが起こり得るため、私は推測はしないが、現時点では、フォワードカーブはさらなる上昇を示しているようで、インフレの長期化と『一時的』の長期化を示唆している」と述べた。

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