[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は14日、米国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行すれば、プライバシーや政府権限を巡って多くの問題が生じる恐れがあると指摘、実現までに多くのステップを踏む必要があるとの認識を示した。
総裁は、全米黒人MBA協会主催のオンライン会議で「今後も調査を進めるとともに、市場がどのように発展するかを見極めていく」と発言。
「ステーブルコインがさらに急速に普及すれば、想定より少し早めにこの分野に参入する圧力が、われわれにかかるかもしれない」と述べた。
連邦準備理事会(FRB)は、デジタルドル発行のメリットとデメリットに関するディスカッションペーパーを近く公表する見通し。