[東京 22日 ロイター] - 日本労働組合総連合会(連合)の芳野友子会長は22日、日本外国特派員協会の記者会見で、衆議院選挙に向けて立憲民主党と日本共産党との選挙協力が進んでいることについて「連合が支援している立憲民主党と共産党との距離感が近くなっていることは非常に残念だ」と述べた。
連合の労働組合活動はこれまで共産党と対立してきた歴史的背景があり「共産党の考え方は連合としては受け入れられない」とし、この点について連合としてしっかり指摘していくと語った。
今月6日、約700万人が加盟する連合で初の女性会長に選ばれた芳野氏は「連合運動の全てにジェンダー平等の視点を入れていきたい」とし、ジェンダー平等を「人権問題としてとらえていきたい」と強調した。
労働運動の強化と拡大については、コロナ禍で非正規社員やアルバイト、外国人労働者などが劣悪な環境にあることが分かっており、「こうした、組合の外の人のためにも連合運動として強化していきたい」と語った。