[モスクワ 27日 ロイター] - ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は27日、ロシアの今年のインフレ率は8%をやや上回る水準になるとの見方を示した。
ロシア中銀は今月17日の政策決定会合で政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き上げ8.50%とした。利上げは今年7回目で、金利水準は2017年9月以来の高水準。中銀は「基本シナリオ通りに状況が推移すれば、今後の会合での追加利上げの可能性を排除しない」と表明した。
中銀はインフレ目標を4%に設定。ロイターが先週実施した調査では、政策金利は2022年第1・四半期に9%に引き上げられた後は段階的に引き下げられ、同年末までに8%に戻るとの見方が示された。