[香港 13日 ロイター] - 中国の不動産開発会社、融創中国は13日、融資返済やその他の用途のため、第三者割当増資で45億2000万香港ドル(5億8009万米ドル)を調達する計画を発表した。
香港取引所への届け出によると、支配株主である融創国際投資控股を引受先として新株4億5200万株を発行する。増資後の株式資本の8.3%に相当する。
発行価格は10香港ドルで、12日の終値(11.80香港ドル)から15.3%割り引いた水準。
融創国際は同数の既存株を同じ価格で第三者に売却後、新株を引き受ける見通し。
融創中国の株価は13日、22.6%安で引けた。
関係筋によると、融創中国と子会社の融創服務は目先、追加の増資は予定していない。目先の債務返済とプロジェクト開発に必要な資金を確保したという。
また、12日のメディア報道によると、融創中国が保有する数社の1億1000万元相当の株式が深センの裁判所によって凍結されたという。
同社はこの報道について、凍結は自社とパートナー企業との間の「小さな争い」が原因だが、既に和解に至っており、凍結は解除されると説明した。