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IMF、22年の中南米成長率見通しを2.4%に下方修正

発行済 2022-01-26 00:41
更新済 2022-01-26 02:28
© Reuters. 1月25日、国際通貨基金(IMF)は中南米・カリブ地域の2022年の経済成長率見通しを従来予測から0.6%ポイント引き下げて2.4%とした。写真は2013年4月、ワシント

[25日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は25日、中南米・カリブ地域の2022年の経済成長率見通しを従来予測から0.6%ポイント引き下げて2.4%とした。また、同地域の2大経済国となっているメキシコとブラジルも成長率予測を1.2%ポイントずつ引き下げ、それぞれ2.8%、0.3%とした。インフレや金融引き締め政策、米国の成長率予測の引き下げなどが下方修正の要因となった。

IMFは改定した世界経済見通しで、ブラジルについて「インフレに金融引き締め強化で対応しており、これが内需を圧迫するだろう」とコメントした。

筆頭副専務理事のギータ・ゴピナート氏は記者会見で、昨年高騰した鉄鉱石などの輸出価格が緩やかになっていることがブラジルの成長率予測を引き下げたもう1つの要因と述べた。

IMFは報告書で、メキシコについてインフレや利上げの影響を幾分受けるほか、最も重要な貿易相手国である米国の成長率の低下が予想されることもあいまって、同じ市場原理の影響を多少受けるだろうとした。

IMFは「米国の(成長率)低下は、2022年のメキシコの外需が予想よりも弱くなるという見通しにつながっている」と指摘した。

アルゼンチンの今年の成長率予測は3.0%と10月時から0.5%ポイント上方修正。23年の成長率予測も2.5%と0.5%ポイント引き上げた。

中南米・カリブ地域の23年の成長率予測は2.6%。ブラジルは1.6%、メキシコは2.7%とした。

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