［上海 ８日 ロイター］ - 中国共産党機関紙、人民日報は８日の論説記事で、中国は「野蛮な成長」を避けるために管理や市場の監督強化など、資本の「秩序ある発展」を促すべきと主張した。
「資本の無秩序な拡大を防ぐというのは、資本を使わないということではなく、資本の秩序ある発展を意味する」と指摘した。
「党の指導に従い、経済・社会全体の発展に奉仕するよう企業に促す。また科学技術の進歩に能動的な役割を果たし、市場経済を促進し、国民の生活を豊かにし、国際競争への参加に積極的な役割を果たすよう企業に求める。こうしたことが目的だ」とした。
利益を追求する資本の性質が価値創造と「野蛮な成長」の両方をもたらすとし「行動を正しく効果的に導くことができるかどうかが鍵となる」と指摘した。
資本のための「交通信号」が必要と訴え、ネガティブリスト制度の改善、産業と市場の監督強化、独占と不正競争の規制強化などが含まれるとした。