[パリ 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は23日、ウクライナ危機を踏まえてECBは金融政策の選択肢を維持し、経済への伝達方法について柔軟性を保つべきと指摘した。
金融業界の会合で発言した。仏銀行によるロシア銀への直接的なエクスポージャーは限られていると述べた。欧州の銀行監督当局がサイバーリスクへの「警戒強化」を呼び掛けていることにも言及した。
「インフレと成長に対するより間接的な影響について、3月の(ECB)理事会で評価する。事実に基づいて分析する」と語った。
「正しい政策スタンスに関するオプショナリティー(選択の柔軟性)と、正しい金融政策の伝達を確保するための柔軟性がわれわれの政策の2大要素だ」と説明した。