[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は1日、ECBは第3・四半期初めに債券買い入れを終了させる必要があると述べた。同時に、これより早い時期に終了させなくてはならない理由は現時点では見当たらないとの考えを示した。
クノット総裁はブルームバーグTVのインタビューに対し、ECBには景気刺激策を徐々に解除していく余裕があるとしながらも、9月までに利上げが正当化される場合、実施する準備はできていると述べた。
第3・四半期初めに債券買い入れを終了させた後、夏以降に「全ての選択肢が検討される」とし、利上げは9月以降、いつの時点でも決定される可能性があるとの見方を示した。