[キーウ(キエフ) 19日 ロイター] - ウクライナ国防省のモツヤニク報道官は19日、ウクライナ東部におけるロシア軍の新たな軍事攻撃の目的は同地域を制圧し、東部とクリミアとをつなげ、ウクライナ軍を打ち負かすことだと述べた。
記者会見で、ロシア軍はウクライナ東部のすべての戦線で攻撃し、南部マリウポリに対する包囲攻撃を強め、ドネツクおよびルガンスク地域の都市を取り囲もうとしていると指摘。「目標はウクライナ軍を打ち倒し、ルガンスクとドネツクの領土を支配下に置き、クリミアへの回廊地帯を確立することだ」と語った。
また、ロシア軍はウクライナ軍が維持している陣地の突破に注力しており、引き続きマリウポリの完全支配を目指しているとした。