[ロンドン 27日 ロイター] - 英銀大手ロイズ・バンキング・グループが27日発表した第1・四半期決算は、税引き前利益が16億ポンド(20億1000万ドル)と前年同期の19億ポンドから減少したものの、同行がまとめたアナリスト予想の14億ポンドを上回った。
同行は「新型コロナウイルス禍からの回復が続いている一方、英国経済の見通しは特にインフレ高進の持続性とその影響について依然不透明だ」としている。
逆風にもかかわらず、今年の純利ざや見通しを260ベーシスポイント(bp)から270bpに、有形自己資本利益率を2月時点の目標である10%から11%に引き上げた。
一方、グループの普通株式等Tier1(CET1)比率は14.2%で2021年の16.3%から低下。同行はこれを規制変更のためと説明した。