[ヘルシンキ 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は5日付の国内最大のヘルシンギン・サノマット紙のインタビューで、ECBは中銀預金金利を7月に0.25%ポイント引き上げるべきと述べた。
さらに現行のマイナス0.5%から秋までにゼロ%に引き上げるべきと主張。「その後、われわれは段階的かつ積極的に金融政策の正常化を一段と続けることができる」とした。
また、ユーロ圏のインフレ見通しは米国とは全く異なるとした。
米連邦準備理事会(FRB)は3─4日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、0.75─1.00%とした。決定は全会一致で、一度に0.5%ポイントの大幅利上げを決定するのは22年ぶりだった。