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インフレ「大幅」低下まで50bp利上げ支持=ウォラーFRB理事

発行済 2022-05-31 00:42
更新済 2022-05-31 03:36
© Reuters. 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は30日、今後2回以上の米連邦公開市場委員会(FOMC)でそれぞれ50ベーシスポイント(bp)の利上げを行うべきだとの見解を示した

[フランクフルト 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は30日、今後2回以上の米連邦公開市場委員会(FOMC)でそれぞれ50ベーシスポイント(bp)の利上げを行うべきだとの見解を示した。フランクフルトの金融・財政安定研究所での講演で述べた。

同理事は「特にインフレ率が目標の2%に近づくまで、50bpの利上げを選択肢から排除するつもりはない」とした上で、「インフレが著しく低下するまで、毎回の会合で50ベーシスポイント(bp)刻みで利上げすることを提唱する。インフレが鈍化するまで、(利上げを)停止する理由はない」と述べた。

ウォラー理事は積極的な金融引き締めを志向するタカ派とされる。中央銀行が年末までに政策金利を中立金利(経済成長を刺激も抑制もしない水準)以上に引き上げることを望むと述べた。3月会合での政策委員の予想中央値によると、中立金利は2.5%前後とみられている。

また同理事は、労働市場が堅調なため、失業率を大幅に上昇させることなく金利上昇に対応できると楽観視しているとし、インフレが高止まりした場合にはより積極的な利上げで対処する用意があると指摘。「失業率を4.25%に抑えることができれば、それは見事なパフォーマンスだと思う」と述べた。4月の失業率は3.6%だった。

インフレがピークに達したという兆候はすでに出ている。

米商務省が27日発表した4月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年同月比6.3%上昇となり、伸び率は1982年以来の高水準となった前月の6.6%から縮小した。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE指数は前年同月比4.9%上昇と、2カ月連続で伸びが鈍化し、昨年12月以来の小幅な伸びとなった。

しかしウォラー理事の意見は揺らいでいない。「どの指標で考えても、インフレ率は1年間にわたって4%を超えてきている。コアインフレもFRBの目標をすぐに達成できるほど下がってはいない」と指摘した。

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