[6日 ロイター] - オーストラリアの4大銀行は6日、変動金利型住宅ローンの金利を年率0.5%引き上げると発表した。豪準備銀行(RBA、中央銀行)の利上げを受けた措置。
引き上げを発表したのは、オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)、オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ(ANZ)、ウエストパック銀。
CBA、NAB、ANZは15日から、ウエストパックは20日から適用する。
4行は一部の貯蓄性商品の金利も年率2.50%に引き上げる。
豪中銀は5日、オフィシャルキャッシュレートを50ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.35%とした。5月からの3回の利上げで政策金利は125ベーシスポイント(bp)上昇し、1994年以降で最も速い利上げペースとなった。
国内大手銀は中銀の利上げに追随してこれまでにも住宅ローン金利を引き上げている。豪住宅価格は昨年22%上昇したが、市場に沈静化の兆しが見られる中、各行は収益確保に向け金利引き上げに動いている。
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