[マニラ 6日 ロイター] - フィリピン中央銀行のメダラ総裁は6日、中銀は年内に100ベーシスポイント(bp)の追加利上げを行う可能性があると述べた。統計局が5日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.1%上昇し、主に食品と燃料価格上昇により伸び率が約4年ぶりの高水準となった。
総裁は「インフレ目標の逸脱が見られなくても、まずは国内総生産(GDP)回復に合わせて金融政策を正常化すべき」と述べた。
中銀は今年、計50bpの利上げを行っており、今後100bpの追加利上げがあれば金利は3.5%となる。
次回の金融政策決定会合は8月18日。