[ロンドン 5日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は5日、今後も柔軟に政策金利を決定するとし、投資家は追加の大幅利上げを想定すべきではないと述べた。
同氏はブルームバーグ・テレビに「柔軟性を確保しようとしている。われわれが直面する不透明感を踏まえると、さらに踏み込むか、現状にとどまるかのいずれについても柔軟性が必要で、踏み込むペースは状況に応じて変える必要がある」と指摘。
中銀は4日に50ベーシスポイント(bp)の利上げを決定したが、投資家は9月も追加で50bp利上げがあると想定すべきではないと述べた。
中銀がインフレ対応で後手に回っているとの批判には反論した。