[東京 1日 ロイター] - 財務省幹部は1日、為替が円安に振れていることに関し、「日々の動きについて逐一発言は控える」と述べた。省内で記者団に語った。
為替動向については「当たり前のことだが急な変動は望ましくない」とした。そのうえで同幹部は「最近の為替相場ではボラティリティが高まっており、高い緊張感を持って注視している」と語った。
円は1日午前の対ドル取引で139.48円を付け、1998年9月以来24年ぶりの円安水準となった。日米金利差が拡大するとの思惑から、市場では「米金利の上昇基調が続けば140円乗せもみえてくる」(証券)との声がある。