[プラハ 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、市場の変動でストレスを受けているエネルギー企業を支援すべきは中銀でなく政府だと指摘し、清算機関やデリバティブ取引カウンターパーティーに関するプルーデンシャル規制を緩和すべきでないと述べた。
ラガルド氏は会見で「現在の非常に不安定な環境下では、支払能力のあるエネルギー市場参加者、特に電力会社に流動性を提供する財政措置を講じることが重要だ」と発言。
ECBは通常の業務の一環として銀行に流動性を提供する用意があるが、電力会社は対象外だとし「清算機関やデリバティブ取引カウンターパーティーに対するプルーデンシャル規制の緩和は避けるべきというのがわれわれの考えだ」と述べた。