[ワシントン/ピッツバーグ 23日 ロイター] - 米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は23日、 世界銀行のマルパス総裁による最近の地球温暖化に関する発言を非難すると述べた。
マルパス氏は20日に米紙ニューヨーク・タイムズが主催したイベントで、化石燃料の燃焼という人為的な原因で地球温暖化が急速に進んでいるという見解に同意するか問われ、明確な回答を避けた上で「私には分からない。科学者ではない」と述べた。
これを受けて、一部の国の首脳や環境保護団体などから批判が相次いだ。マルパス氏は、トランプ前米大統領に任命された。
マルパス氏は23日、自身の発言は「残念だ」と述べたが、辞任を求める声は世銀出資者から出ていないと説明した。