[ワシントン 1日 ロイター] - 米財務省当局者は1日、財務省が10月に親ロシア派のハッカー集団「キルネット」からサイバー攻撃を受けたものの、阻止したと明らかにした。攻撃による混乱はほぼなく、金融システムを巡るサイバーセキュリティ対策が奏功していることが確認されたという認識を示した。
財務省への攻撃は、大量の通信を送りシステム障害を引き起こす「DDoS」と呼ばれるもの。
また、キルネットは10月に米国内の複数の州や空港のウェブサイトを攻撃し、混乱を引き起こしたと主張。10月11日には米金融大手JPモルガン・チェースのシステムに攻撃を仕掛けたとも主張しているが、JPモルガンは業務への影響はなかったとしている。