[13日 ロイター] - 米民主党の上下院トップは13日、中間選挙で同党が上院多数派を維持したことを受け、1月の新議会発足を待たず、数週間内に債務上限の問題に対応する考えを表明した。
ペロシ下院議長は米ABCニュースの番組で「最善の対応はすぐに着手することだ」と強調。「上院での勝利によって(退任前の)レームダック議会でも前進できるかなりの余地を確保した」との認識を示した。
シューマー上院院内総務は指導部が今週、今後の立法活動について話し合うと述べたが、具体的な説明は避けた。
「債務上限は無論、われわれが対処しなければならない問題だ。数週間内に検討することになる」と述べた。
民主党は上院で多数派を維持したが、下院選は多数派の政党が確定していない。
イエレン財務長官は1月の新議会発足前に行動するよう議員らに呼びかけてきた。現在の債務上限は31兆4000億ドルで、来年第1・四半期中に到達するとみられている。