[23日 ロイター] - 米自動車コンサルタントのJDパワーとLMCオートモーティブが23日発表した共同調査によると、11月の米新車販売台数は小売りベースで前年同月比0.3%減の93万3402台にとどまる見込みになった。これまで在庫不足の中で車を確保するため購入支出増大をいとわなかった消費者が、今は金利上昇と値上げによるローン返済負担にしりごみしている状態という。
11月の平均自動車ローン返済額は712ドルで、前年同月より7.2%増えた。新車取引価格は上昇が続いているが、今年のこれまでに比べると値上がりが鈍っているという。
調査のデータ責任者は、小売り側では需要や販売店の利益も強い状態が続いているものの、方向的には伸び悩みか減少の兆候が出ていると指摘。こうした傾向は来年に入っても続くとの見方を示した。