[フォートワース(米テキサス州) 8日 ロイター] - イエレン米財務長官は8日、賃金スパイラルが見られず、供給網のボトルネックも緩和されつつあることを踏まえると、米国は景気後退(リセッション)を回避できるとの見方を示した。
イエレン長官はテキサス州フォートワースで開催されたイベントでの講演後に、労働市場の過熱は収束し始めているとの見方を記者団に示し、「インフレ低下という点では正しい軌道に乗っており、景気後退は避けられないものではない」と述べた。
また、このところのドル相場の動きはファンダメンタルズをほぼ反映していると指摘。ただ、ドルが他の通貨に対してピークを付けたかについては言及を避けた。