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ドイツ連銀、インフレ予測上方修正 来年はマイナス成長見通し

発行済 2022-12-16 17:30
更新済 2022-12-16 17:37
© Reuters.  12月16日、ドイツ連邦銀行(中央銀行)は、半期に一度の経済予測の改訂を公表し、インフレ率の予測を上方修正した。ケルンで2020年12月撮影(2022年 ロイター/Wolfgang R

[フランクフルト 16日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は16日、半期に一度の経済予測の改訂を公表し、インフレ率の予測を上方修正した。経済成長率の予測は下方修正し、来年の景気後退入りは確実との見方を示した。

来年のインフレ予測は7.2%。6月時点の予測は4.5%だった。2024年のインフレ予測は2.6%から4.1%に引き上げた。25年の予測は2.8%。

連銀は「経済成長については下振れリスクが優勢。エネルギーの供給不足の恐れが主因だ。インフレは上振れリスクが優勢だ」とした。

来年の経済成長予測はマイナス0.5%。6月時点の予測はプラス2.4%だった。24年の経済成長予測は1.8%から1.7%に引き下げた。25年の予測は1.4%。

ガスの不足は見込まれていないが、少なくとも来年半ばまではエネルギー危機でインフレ率が押し上げられ、実質可処分所得が減少し、家計の消費が阻害される見通し。エネルギー価格の上昇は、エネルギー集約型産業などの生産も圧迫するとみられている。

「ドイツ経済は来年下半期以降、段階的に回復する見通しだ。これは外需の増加、不透明感の後退、エネルギーコモディティーからの圧力減少、インフレ率の低下が見込まれるためだ」としている。

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