[20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中央銀行総裁は20日、ECBの金融政策を安定したペースで引き締める必要があるとの認識を示した。
総裁はスロバキア中銀の会見で、今後の利上げ幅について「答えは安定したペースだ」と指摘。「今日の問題は制約的な領域に行くべきか、つまり2%をさらに超える水準まで行くべきかどうかではない。問題はどこまで行くべきか、どの程度の期間、高めの基準金利水準を維持するべきかだ」と述べた。
総裁は19日、インフレ見通しを踏まえるとECBは強力な政策対応を継続し、金利が景気を減速させる「制約的」な領域に入り、そこに長くとどまる必要があるとの認識を示した。