[ロンドン 23日 ロイター] - スイス銀行大手UBSは23日、ポンド相場の短期見通しを引き上げた。ただ、英国が「高いインフレと慢性的に弱い成長」に直面していることを理由に、ポンドは対ドルで下落すると依然として予想している。
3月末時点のポンド相場の予想を前回の1.16ドルから1.19ドルに、6月末の予想を1.21ドルから1.23ドルに引き上げた。
9月末の予想は1.24ドル、年末は1.30ドルに据え置いた。
ポンド相場は23日序盤の取引で一時1.24475ドルと、2022年6月10日以来の高値を付けた。英経済が懸念されていたよりも好調であることを示すデータを背景に、一段の利上げ観測が高まった。