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マネタリーベース、1月平残は20兆円増 国債買い入れ増や共担オペで

発行済 2023-02-02 09:34
更新済 2023-02-02 09:36
© Reuters.  2月2日、    日銀が発表した1月のマネタリーベースの平均残高は、前年比3.8%減の637兆6936億円となった。都内の日銀本店で1月撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した1月のマネタリーベースの平均残高は、前年比3.8%減の637兆6936億円となった。新型コロナウイルス対応特別オペの貸付残高の減少で前年比マイナスが続いた。一方、日銀の国債買い入れ急増や2年物共通担保オペで前月の617兆2224億円より20兆円強増えた。

内訳は、日銀当預が5.2%減の509兆5242億円。前月の489兆5078億円を約20兆円上回った。紙幣は2.7%増の123兆3174億円。貨幣は4.0%減の4兆8520億円。現金両替時の手数料徴収が広がり、過去最大の減少率が続いてきたが、1月の減少率は前月を下回った。

1月末のマネタリーベース残高は651兆8986億円で、前月の632兆4071億円を19兆4915億円上回った。日銀当座預金は524兆7534億円で前月の502兆4843億円を大幅に上回った。

マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。

(和田崇彦)

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