[ハーグ 11日 ロイター] - マクロン仏大統領が目指す年金改革に反対する人々が、マクロン氏が訪問したオランダに押しかけ、演説を妨害した。
マクロン氏は11日から2日間の予定でオランダを公式訪問。欧州の主権をテーマにした演説をしようとしたところ、反対派が抗議の声を張り上げた。マクロン氏はしばらく抗議者の声が響き渡る中で演説を強いられた。その後抗議者は排除されたという。
演説に先立ち王宮の外で行われた献花式にも抗議者が押し掛けた。
フランスの各労組は13日に新たなデモを計画している。
憲法院は、年金改革案の合憲性や、反対派が年金改革の是非を問う国民投票実施に向けた手続きを開始できるかについて14日に判断を示すことになっている。