[バンコク 3日 ロイター] - タイ商務省が3日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.67%上昇した。伸び率は3月の2.83%から鈍化し1年4カ月ぶりの低水準となった。エネルギー・食品価格の下落や比較対象となる前年の水準が高かったことが要因。
ロイターがまとめた市場予想は2.70%上昇だった。
CPI上昇率が中央銀行のインフレ目標レンジ(1─3%)に収まるのは2カ月連続。
商務省はCPI上昇率が5月に大幅に鈍化するとの見通しを示した。
コアCPIは前年比1.66%上昇。市場予想は1.70%上昇だった。
1─4月の総合インフレ率は3.58%、コアインフレ率は2.09%。
商務省は先月、今年の総合インフレ率予想を1.7─2.7%とし、従来の2─3%から引き下げた。
中銀は次回31日の政策会合で、追加利上げを実施すると予想されている。