[5日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は、米連邦準備理事会(FRB)が利上げサイクルを変更するほどの銀行の貸し渋りはまだ見られないと述べた。
4日放映されたCNBCとのインタビューで見解を示した。
ゲオルギエワ氏は、融資の大幅な鈍化は見られず、2日発表の米雇用統計も底堅い内容だったため、追加利上げが行われる可能性があると発言。
「所得の増加と、依然として極めて低い失業率から来る圧力を踏まえると、FRBは最後までやり遂げる必要があるだろう。恐らくわれわれの見解ではもう少し追加の行動が必要かもしれない」と述べた。
同氏は米国の失業率が4%を超え、最大4.5%まで上昇すると予想した。
米労働省が2日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は大幅に増加したが、失業率は3.7%と7カ月ぶり高水準だった。