[ロンドン 28日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチの28日付のリポートによると、26日までの週は、日米欧中銀の政策決定を控えて株式と債券に資金が流入した。
リポートはEPFRのデータを引用している。株式には138億ドル、債券には110億ドルそれぞれ流入。米物価連動債(TIPS)は2022年8月以来の資金流入となった。
BofAのアナリストは「消費者物価指数(CPI)が昨秋以降、9%から3%に下がったのにインフレヘッジの動きが出るのは興味深い」と述べた。
日本株は8週間ぶりの資金流出。1億ドル流出した。
市場心理の指標であるブル・ベア指数は3.8から4.0に上昇し3月の米地銀不安以来の高水準。指数を構成する6項目中5項目が「強気」ないしそれに近い水準だった。
ただキャッシュにも資金が流入。26日までの週は406億ドル流入し、月初からの流入額は1041億ドルとなった。