Patricia Zengerle Richard Cowan Trevor Hunnicutt
[ワシントン 12日 ロイター] - 訪米中のウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ワシントンの連邦議会議事堂で米議員らと会談し、ロシアの侵攻を受けているウクライナに対する軍事支援を継続するよう改めて呼びかけた。ただ、一部の共和党議員は懐疑的な姿勢を崩していない。
ゼレンスキー氏は上院民主党トップのシューマー院内総務と上院共和党トップのマコネル院内総務に伴われ、上院議員らとの非公開の会合に出席。会合後、シューマー氏は記者団に対し「ゼレンスキー大統領は支援が必要だと明言し、援助が得られればこの戦争に勝てると述べた」と語った。
ただ、共和党のロン・ジョンソン上院議員は「誰もがウクライナの勝利を望んでいるのは分かるが、私にはそうは思えない」と言及。一部の共和党議員は、夏の反転攻勢で明確な戦果を挙げられなかったウクライナが、追加援助を得てロシアを打ち負かせるのか懐疑的な姿勢を崩していない。
ゼレンスキー氏は前日にワシントンに到着。この日は共和党のジョンソン下院議長と個別に会談した後、ホワイトハウスに向かい、バイデン大統領と会談する。