[8日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が8日発表した11月の貿易統計によると、輸出は前月比3.7%増加した。ユーロ圏内での需要が大幅に増加した。ロイター調査では0.3%増が予想されていた。
輸入は1.9%増でこちらもアナリスト予想の0.2%増を大幅に上回った。
欧州連合(EU)諸国への輸出は5.4%増、EU外への輸出は1.8%増。
貿易収支は204億ユーロ(223億ドル)の黒字。10月の黒字は177億ユーロだった。
INGのマクロ担当グローバルヘッド、カルステン・ブルゼスキー氏は「増加はいいことだが、11月は大幅な改善の兆しというより長らく続いた低迷に対するテクニカルな流れだ」と指摘。
また、サプライチェーン問題、より分断された世界経済、輸出先から競争相手への中国のシフトなど全てがドイツの輸出を圧迫していると分析した。