クラウドベースの大手ソフトウェア会社セールスフォースは、第2四半期の業績と売上高がアナリストの予想を下回るとの見通しを発表した。水曜日に発表されたこの発表を受けて、セールスフォース株は時間外取引で16％の大幅下落となった。
同社は第2四半期の売上目標を92億ドルから92億5000万ドルの範囲に設定したが、これはLSEGのデータに基づく予想93億7000万ドルを下回るものだった。このガイダンスの引き下げは、高金利とインフレが続く懸念の中、予算を引き締めている顧客による慎重なアプローチを反映している。
セールスフォースの第1四半期の売上高は91.3億ドルで、アナリスト予想平均の91.8億ドルには届かなかった。この結果は、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトといった他のクラウド業界のリーダー企業が、顧客からの支出を増加させているのとは対照的である。
売上高は未達だったものの、セールスフォースの第1四半期の調整後1株当たり利益は44％増の2.44ドルとなり、アナリスト予想の2.38ドルを上回った。
同社は、人工知能に資源を投入し、収益と利益率を向上させるために、幅広い製品ラインにこの技術を統合することを目指している。さらに、セールスフォースはアクティビスト投資家からの圧力に応え、自社株買いを増やし、収益性を重視し、M&A委員会を解体している。
通期の売上高予想に変更はないが、セールスフォースは2025年度の営業利益率見通しを修正し、前回予想の20.4%から19.9%に引き下げた。
次期第2四半期の調整後1株当たり利益は2.34ドルから2.36ドルの範囲で、予想の2.40ドルを若干下回ると予想している。
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