サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

上値試す展開、雇用統計やGDP統計に注目=今週の米国株式市場

発行済 2009-09-28 08:24

 [ニューヨーク 27日 ロイター] 28日から始まる週の米国株式市場は、国内総生産(GDP)統計や雇用統計などの重要指標の発表を控え、上値を試す展開となる見通し。

 投資家は、9月の米雇用統計、第2・四半期の米GDP確報値をはじめとする主要経済指標に注目する見込みだ。

 米株市場は前週3日続落し、S&Pは週足で7月初旬以来の大幅な下げとなった。25日発表された8月の耐久財新規受注がさえない内容となったことが背景。

 今週の注目指標は2日発表の9月の米雇用統計。経済への影響、特に消費支出への影響があることから、9.7%となっている失業率が投資家にとって主な懸念材料となっている。

 ボーニング・アンド・スキャターグッドのマネジングディレクター、カミンズ・カサーウッド氏は「最もセンシティブな指標のひとつであることから毎回重要視される」と指摘した。

 アナリストによると、ファンドマネジャーが債券から株式に資金をシフトする四半期末のポジション調整も、株式市場の上昇を幾分支援する可能性がある。

 また市場では、1日に予定されるバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の下院金融委員会での金融規制改革に関する議会証言にも注目が集まる見通し。

 前週、S&P総合500種<.SPX>は2.2%下落。ダウ工業株30種<.DJI>は1.6%安、ナスダック総合<.IXIC>は2%安となった。

 ただ、S&Pは前四半期の15%上昇に続き、依然として今四半期に約14%上昇する見込み。

 ロイター調査によると、2日発表の9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が18万人減と、8月の21万6000人減から減少幅が縮小すると予想されている。一方、失業率は9.8%に上昇する見通し。

 30日発表の第2・四半期米GDP確報値は、年率換算で前期比マイナス1.0%となった改定値からの下方修正があるかどうかが注目さる見込み。

 このほか、今週には7月のS&Pケース・シラー米住宅価格指数、コンファレンス・ボード発表の9月の米消費者信頼感指数、米供給管理協会(ISM)発表の9月の米ISM製造業景気指数などが発表を控えている。

 

原文参照番号[nN27422399](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nN27422399]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます