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17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・ファーストリテが重しも底堅さが意識される
・ドル・円は104円28銭付近、ドルは下げ渋り、日本株のプラス圏再浮上で
・ソフトバンクG、アルプスなど4社の目標株価変更
■ファーストリテが重しも底堅さが意識される
日経平均は小幅に続伸。
24.61円高の16880.98円(出来高概算7億8000万株)で前場の取引を終えている。
14日の米国市場では、複数の大手行決算が予想を上回る好調な内容となったほか、堅調な9月小売売上高や生産者物価指数が好感され買いが先行。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の16875円となるなか、小幅ながら続伸で始まった。
その後上げ幅広げており、一時16954.44円まで上げ幅を拡大させている。
しかし、円相場がやや円高に振れて推移しているほか、節目の17000円接近では戻り待ちの売り圧力も意識されるなか、次第に利益確定の動きが強まっている。
また、先週、日経平均をけん引していたファーストリテ (T:9983)のほか、KDDI (T:9433)が弱い値動きをみせており、重しとなっている。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、辛うじて過半数を占めている。
セクターでは不動産、鉱業、非鉄金属、証券、鉄鋼が上昇。
半面、電力ガス、水産農林、サービス、石油石炭、情報通信、医薬品が冴えない。
日経平均は一時下げに転じる局面もみられたが、5日線を挟んでの攻防をみせている。
ボリンジャーバンドでは+1σを挟んでの推移。
一目均衡表では転換線レベルでの攻防であり、想定内の値動きといったところであろう。
17000円接近で伸びの鈍さが意識されそうだが、こちらも米決算が本格化するなかでは、想定内の上値の重さといったところである。
一方で、5日線レベルでの底堅さが意識されている。
ファーストリテ (T:9983)が重しとなっているが、先週末に大幅に上昇していたことからみれば小幅な調整である。
ただ、円相場が1ドル104円15銭辺りで推移している。
103円台をつけてくるようだと、売り仕掛け的な動きに向かわせる可能性もあるため、為替動向を睨みながらの展開になりそうだ。
スタンスは押し目拾いとなる。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は104円28銭付近、ドルは下げ渋り、日本株のプラス圏再浮上で
17日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。
日本株の反落の受け値を下げたが、ドル買い基調は続き104円台に戻した。
前週末の海外市場で、強い米経済指標を受け連邦準備制度理事会(FRB)による年内利上げ期待が高まり、一時104円47銭まで値を切り上げた。
週明け東京市場でもこの流れが続き、ドルは104円台で推移した。
その後、日経平均が前週末終値を割り込むと、ドル・円は下げに転じ103円93銭まで下落する場面もあった。
ただ、日経平均は前引けにかけてプラス圏に再浮上したことで、ドルは再び104円台で推移。
ランチタイムの日経平均先物は上昇に転じており目先日経平均がプラス圏を維持できれば、ドルは104円台から大きく下げる展開は見込みにくい。
なお、日銀の黒田東彦総裁は支店長会議であいさつし「必要なら政策調整を行う」「金融環境は極めて緩和した状態にある」などと発言したが、ドル相場への影響は限定的だった。
ここまでのドル・円の取引レンジは103円93銭から104円38銭、ユーロ・円は114円04から114円49銭、ユーロ・ドルは1.0964ドルから1.0973ドルで推移した。
12時25分時点のドル・円は104円28銭、ユーロ・円は114円51銭、ポンド・円は126円92銭、豪ドル・円は79円24銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・ソフトバンクG (T:9984)、アルプス (T:6770)など4社の目標株価変更
・Gunosy {{|0:}}、プラズマ (T:6668)、アデランス (T:8170)など8社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・安倍首相
「TPPの再交渉はしない」
・黒田日銀総裁
「必要なら政策調整を行う」
「金融環境は極めて緩和した状態にある」
☆後場の注目スケジュール☆
・特になし
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