プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

後場に注目すべき3つのポイント~後場からの弱い動きを見極めたいところ

発行済 2017-04-10 12:31
更新済 2017-04-10 12:33
後場に注目すべき3つのポイント~後場からの弱い動きを見極めたいところ
6753
-
4587
-
7827
-
10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


・後場からの弱い動きを見極めたいところ
・ドル・円は111円45銭、買い一服、日本株の上げ渋りで
・ペプチドリーム、オービスなど6社がストップ高


■後場からの弱い動きを見極めたいところ

日経平均は続伸。
122.09円高の18786.72円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えた。
7日の米国市場は小幅安となったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高、円相場は1ドル111円30銭辺りとやや円安に振れて推移するなか、これにサヤ寄せする格好から買いが先行。
米中首脳会談では、貿易、北朝鮮問題などで両国の意見が一致する兆しが見えないまま閉幕した。
首脳会談の合意内容次第では北朝鮮が挑発的な行動に出るとの懸念が強かったこともあり、一先ず落ち着きをみせている。


ただし、11日に北朝鮮が最高人民会議、15日には北朝鮮金日成国家主席の生誕105周年を控え、地政学リスクが上値の重しとなる状況は変わらず、日経平均は18800円を挟んでの狭いレンジ取引が続いている。
セクターでは鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器、機械、繊維が堅調。
半面、水産農林、鉱業、石油石炭、食料品が小安い。
東証1部の騰落銘柄は、値上り数が1300を超えており、7割近くを占めている。


日経平均は買い先行で始まり、上値を抑えられていた5日線を突破してきている。
週足についても26週線を捉えており、一先ず落ち着きをみせている。
ただし、両線とも明確に支持線に変えてくるには見極めが必要であり、強弱感が対立しやすいところであろう。
TOPIXはプラス圏で前場の取引を終えたこともあり、日銀のETF買い入れは期待しづらいところ。
先週も目立っていた後場からの弱い動きについても見極めが必要であり、短期筋の売り仕掛け的な動きには注意しておきたいところである。


一方で、物色対象は絞り切れておらず、東証2部の弱さも気掛かりではある。
シャープ (T:6753)の下げが影響しているものの、個人主体で物色資金が向かっていたこともあり、他の中小型株の動向にも影響を与える可能性は意識される。
とはいえ、直近IPO銘柄等の一角に動意がみられており、決算を手掛かりとした物色も目立つ。
積極的な上値追いは慎重だろうが、個人の物色意欲は旺盛である。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は111円45銭、買い一服、日本株の上げ渋りで

10日午前の東京外為市場では、ドル・円は買い一服。
日本株は朝方から堅調地合いとなったが、上げ渋ったことでドル買いはやや弱まった。
ドル・円は、前週行われた米中首脳会談や米3月雇用統計などイベント・リスクが後退。
日経平均株価の堅調地合いを手がかりに111円02銭から111円58銭まで上昇した。
その後は買い一服となり、111円40銭台で推移。


ランチタイムの日経平均先物は上げ幅を縮小し、目先日本株の伸び悩みが想定されている。
このため、ドル買い・円売りはやや弱まる可能性はああるが、日本株がプラス圏を維持すれば、ドルは111円台での取引が続きそうだ。


ここまでのドル・円の取引レンジは111円02銭から111円58銭、ユーロ・円は117円54銭から118円01銭、ユーロ・ドルは1.0574ドルから1.0589ドルで推移。


12時28分時点のドル・円は111円45銭、ユーロ・円は117円90銭、ポンド・円は137円96銭、豪ドル・円は83円41銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・ペプチドリーム (T:4587)、オービス (T:7827)など6社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます

・2月経常収支:+2兆8136億円(予想:+2兆5108億円、1月:+655億円)

・黒田日銀総裁
「物価2%上昇の実現目指し、安定持続に必要な時まで緩和を継続」

☆後場の注目スケジュール☆


・特になし

<SK>

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます