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■株式見通し:リバランス的に割安銘柄への物色や内需ディフェンシブ系へ
■外資系証券の注文動向:差し引き210万株の買い越し
■前場の注目材料:三井物産、スリランカ再進出、インフラなど照準
■リバランス的に割安銘柄への物色や内需ディフェンシブ系へ
13日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうだ。
12日の米国市場は、ハイテク株への利益確定の流れが続くなか、終日軟調な展開となっている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の19810円となり、朝方はこれにサヤ寄せする格好から始まりそうだ。
また、円相場は1ドル109円台と円高に振れていることも、利益確定を進める一因になりそうだ。
しかし米国の下げをみても、あくまでこれまで相場をけん引してきたハイテク株への利益拡大であり、全面安といった流れではない。
原油相場の上昇を手掛かりに、資源関連等への物色がみられている。
連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられそうだが、リバランス的に割安銘柄への物色や内需ディフェンシブ系への物色が意識されよう。
また、米ハイテク株下落の影響は警戒されやすいが、そもそも相対的に出遅れていることもあり、売り一巡後の押し目拾いのスタンスになろう。
また、活発な売買が続く中小型株にも、心理的に利食いに向かわせる可能性があるだろうが、需給状況は良好であり、こちらも切り返しは早そうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き210万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り510万株、買い720万株、差し引き210万株の買い越しとの観測。
06月06日(火):210万株の買い越し
06月07日(水):160万株の買い越し
06月08日(木):150万株の売り越し
06月09日(金):50万株の売り越し
06月12日(月):170万株の買い越し
■前場の注目材料
・NY原油は上昇(46.08、+0.25)
・実質無借金企業が2000社超に
・新興市場では、バイオ関連が強い動き
・英国の住宅価格が5月に過去最高を記録
・食品など内需株が投資マネーを引き付ける
・大和ハウス (T:1925)、物流支援、自社施設入居企業、ICTで最適配車
・鹿島 (T:1812)、AIで施工企画、建築に自動ツール、人間の知見と融合
・三井物産 (T:8031)、スリランカ再進出、インフラなど照準
・新日鉄住金 (T:5401)、原料炭、値決め見直し、国際スポット価格連動
・日立 (T:6501)、放射線治療で共同研究、米がん専門病院と
・パナソニック (T:6752)、テレビや白物家電事業、海外売上比率5割以上へ
・ムニューシン米財務長官
「持続的な3%成長達成を公約」
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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