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2.54円安の23629.34円(出来高概算13億2000万株)で取引を終えている。
26日の米国市場ではNYダウが220ドルを超える上昇となったほか、指数インパクトの大きいファナック (T:6954)、信越化 (T:4063)が先週末に発表した決算が評価される中、日経平均は23700円を回復して始まった。
円相場も円高が一服する中、前場半ばには一時23787.23円まで上げ幅を広げる局面もみられた。
しかし、決算が本格化する中で積極的な売買は手控えられ、次第に利益確定の売りに押される格好となった。
買い気配で始まったファナックがその後下げに転じる局面もみられるなか、日経平均は先週末の終値を挟んでのこう着となり、結局は小幅ながら4営業日続落となった。
今週は決算発表の第一弾のピークとなるが、ファナック、信越化が買い気配で始まったところまでは良かったが、ファナックについては寄付きが今日の高値だった。
さらにザラバに決算を発表した大東建 (T:1878)が3%を超える下げとなった他、SMK (T:6798)は下方修正が嫌気されてストップ安を付けている。
今週は900社程度の決算が予定されており、結果を見極めたいとのムードも高まりそうだ。
また、米株高のほか、ファナック、信越化の決算要因でも日経平均は5日線を超えられなかった。
円相場は108円台での推移となり、業績上振れ期待も高まりづらいところ。
日経平均は5日、25日線に挟まれての推移となる中、まずは5日線突破を見極めたいところである。
(村瀬智一)