キユーピー (T:2809):2918円(+133円)
大幅続伸。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は160億円で前年同期比7.9%増益、会社計画156億円を上回る着地となっている。
通期計画は330億円から335億円に上方修正している。
原資材コストの影響や米国の鶏卵相場の影響などが上振れ要因に。
中国展開は厳しい状況が続いているものの、第1四半期決算がネガティブサプライズとなっていたことで、上振れ決算にはプラスインパクトが先行。
ぐるなび (T:2440):765円(-80円)
大幅続落。
みずほ証券では投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も1600円から700円にまで引き下げている。
前期第4四半期に有料加盟店舗数が急減したほか、ARPUも急低下しているが、当面はこうした傾向が続く公算は大きいとの見方。
「ぐるなびPOS+」などの業務支援を厚くする方針も遅れ気味で、宴会・グルメ検索の「ぐるなび」も競争が激化、業績下振れは減配など株主還元の後退にもつながるとみている。
クスリのアオキ (T:3549):7700円(+960円)
一時ストップ高。
前日に前5月期の決算を発表している。
営業利益は118.6億円で前期比11.1%増益、従来予想の109.2億円を上回る着地となり、市場予想も上回る水準になった。
今期も131.2億円で同10.6%増と、連続2ケタ増益の見通しになっている。
既存店販売の好調に加えて、高付加価値商材の寄与で粗利率も改善。
今期も積極的な出店効果で業績拡大を見込んでいる。
エーザイ (T:4523):9206円(+1500円)
急反発。
バイオジェン・インクと、抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体BAN2401の早期アルツハイマー病856人を対象としたフェーズ2試験において、設定していた重要なエンドポイントを達成するトップライン結果を取得と発表している。
過去にクレディ・スイス証券では、フェーズ3へ進むという方針が発表されればポジティブサプライズとも指摘していた。
SE H&I (T:9478):217円(+16円)
大幅に4日ぶり反発。
連結子会社のSEモバイル・アンド・オンライン(東京都新宿区)がAIチャットボットの開発・提供を行うコンシェルジュ(東京都千代田区)と、同社のAIチャットボットソリューション「Concierge U」の販売業務提携を行うことで合意したと発表している。
AI チャットボットはAI 技術をベースに言語理解を行い、チャットを通じてユーザーとのコミュニケーションを図る先進技術。
大陽日酸 (T:4091):1688円(+194円)
急反発。
Praxairの欧州事業の一部を買収すると発表している。
取得価額は50億ユーロ(日本円で約6400億円)で、買収事業の足元3期間の単純平均EBITDAは3.77億ユーロ(約486億円)となっている。
新株発行に伴う資金調達は予定しておらず、買収によるEPS増加を織り込む動きとなっているようだ。
また、今回の買収によって、未参入であった欧州地域への進出が可能となるため、長期的なプラス効果なども期待する展開に。
マクドナルド (T:2702):5400円(+30円)
大幅に反発。
6月の既存店売上高が前年同月比9.8%増加したと発表している。
プラスは31カ月連続で、5月の9.6%増から小幅ながら加速した。
客数は5.4%増、客単価は4.2%増。
定番バーガーにトッピングを加えた「マックの裏メニュー」を実施したほか、日本初の新しい味として「スパイシーチキンマックナゲット」を投入。
サンリオとコラボレーションしたデザート「マックフルーリー ぐでたま」も好評だった。
セリア (T:2782):4940円(+105円)
大幅に反発。
6月の既存店売上高が前年同月比1.5%増だったと発表している。
プラスは6カ月ぶり。
客数は0.8%増、客単価は0.7%増だった。
全店ベースの売上高は9.5%増で、4-6月期の累計では前年同期比7.5%増となっている。
19年3月期の売上高予想である前期比7.5%増の1710億円に伸び率の水準が追い付いたことから、計画達成への期待感が高まり買いが集まっている。
7&iHD (T:3382):4610円(-11円)
買い先行もマイナス転換。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は864億円で前年同期比2.7%増益、会社計画の825億円を上回るスタートになったことを評価の動きが先行へ。
専門店、金融関連、海外コンビニなどのセグメントが上振れたもよう。
国内コンビニの営業利益は同6.4%減と伸び悩んだが、昨年9月からのチャージ率減額の影響を除けば横ばいであった。
なお、小田急電鉄 (T:9007)、増進会HD<>との業務提携締結も発表している。