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後場に注目すべき3つのポイント~決算評価は冷静に下値を拾うスタンスが中期的には有効

発行済 2018-08-13 12:38
更新済 2018-08-13 12:40
後場に注目すべき3つのポイント~決算評価は冷静に下値を拾うスタンスが中期的には有効
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13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


・日経平均は大幅下落、決算評価は冷静に下値を拾うスタンスが中期的には有効
・ドル・円は弱含み、新興国リスクで円買い
・値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はTDK (T:6762)

■日経平均は大幅下落、決算評価は冷静に下値を拾うスタンスが中期的には有効

日経平均は大幅に下落。
355.85円安の21942.23円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えた。
トランプ米大統領がトルコから輸入する鉄鋼及びアルミニウムへの関税額を2倍に引き上げたことにより、トルコ・リラが急落するなど金融市場の混乱を招き、売り優勢の相場展開となった。
22100円台で始まった日経平均は、その後こう着感の強い相場展開が続く中、円相場が1ドル110円前半まで円高が進んだほか、アジア市場の弱い値動きのなかで押し目買いも入りづらく、ザラ場ベースでは約1か月ぶりに節目の22000円を割り込んでいる。


東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1800を超えており、全体の9割近くを占める全面安商状。
セクターではサービスが唯一上昇する一方で32業種が下げており、海運、非鉄金属が3%を超える下げとなったほか、機械、電気機器、ゴム製品、石油石炭、鉄鋼、パルプ紙、銀行の弱さが目立つ。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ (T:9983)、TDK (T:6762)、東エレク (T:8035)、ファナック (T:6954)、京セラ (T:6971)、信越化 (T:4063)が重石となっている。
個人の需給懸念が根強い中、東証2部指数、マザーズ指数、JASDAQ平均の弱さも目立つ。


日経平均はマドを空けての下落となり、節目の22000円を割り込んでいる。
この辺りは想定内とみられるが、その後の下げ渋りがみられないため、不安心理が膨れている状況のようである。
後場は日銀のETF買い入れが意識されるだろうが、下支えを期待する向きも限られ、戻り待ちの売り圧力が意識されやすいと考えられる。


とはいえ、リクルートHD (T:6098)が日経平均を約27円下支えするなど、決算評価の動きも見受けられる。
中小型株についても同様に決算を評価した動きがみられている。
買い一巡後は値を消す動きが目立つが、イレギュラー的な価格形成になりやすいところであり、冷静に下値を拾うスタンスが中期的には有効になりそうだ。
薄商いの中で大きく値を崩す銘柄などは、需給改善も意識されてくるだろう。



■ドル・円は弱含み、新興国リスクで円買い

13日午前の東京外為市場でドル・円は弱含み。
トルコリラや南アランドなど新興国通貨安へのリスクで円買いが優勢となり、ドルは110円前半に値を下げた。


前週末から強まっている新興国通貨安への懸念は週明けも続き、朝方からリスク回避的な円買いが先行。
ドル・円は、110円後半で寄り付いた後、上海総合指数や日経平均株価の軟調地合いを手がかりに、一時110円10銭台まで下落。


ランチタイムの日経平均先物は一段安となり、目先の日本株安継続への警戒から円買い基調に変わりはない。
ドルと円が買われやすいなか、安全資産へのマネーの逃避で米10年債利回りは2.85%台まで低下し、ドルが弱含んだ。


ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円14銭から110円75銭、ユーロ・円は125円25銭から125円90銭、ユーロ・ドルは1.1367ドルから1.1412ドルで推移した。


(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・東和薬品 (T:4553)やアジャイルメディア・ネットワーク (T:6573)など、11銘柄がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はTDK (T:6762)


■経済指標・要人発言

【要人発言】

・関係筋(英FT紙)
「欧州中央銀行(ECB)は、トルコのエクスポージャーがある欧州銀行を懸念」

・トランプ米大統領
「トルコのアルミ、鉄鋼の関税率を倍に」
「トルコとの関係は現在良くない」

・エルドアン・トルコ大統領
「リラの動きには無視を、我々はトルコ国民に関心を抱いている」

・メキシコのグアハルド経済相
「NAFTA協議は前進している、来週も継続」

・トランプ大統領の弁護士ジェイ・セクロー氏
「トルコで拘束されている米国人牧師問題が解決の方向にある」

・茂木経済再生相
「日米は貿易拡大で合意」
「日米貿易協議、9月めどに次回会合」


【経済指標】

米・7月消費者物価指数:前年比+2.9%
(予想:+2.9%、6月:+2.9%)

米・7月消費者物価コア指数:前年比+2.4%
(予想:+2.3%、6月:+2.3%)

米・7月消費者物価指数:前月比+0.2%
(予想:+0.2%、6月:+0.1%)

米・7月消費者物価コア指数:前月比+0.2%
(予想:+0.2%、6月:+0.2%)

米・7月財政収支:−769億ドル
(予想:-754億ドル、17年7月:-429.39億ドル)

カナダ・7月失業率:5.8%
(予想:5.9%、6月:6.0%)


☆後場の注目スケジュール☆


・韓国と北朝鮮がハイレベル会合開催予定


<HH>

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