米国株式相場は下落。
ダウ平均は301.87ドル安の24404.48、ナスダックは136.87ポイント安の7020.36で取引を終了した。
中国経済の減速を主因として、国際通貨基金(IMF)が2019年の世界経済の成長見通しを下方修正したほか、世界経済フォーラム(ダボス会議)でも、一部企業の経営陣や投資家が慎重な見方を示したことが嫌気され、売りが先行。
今週予定されていた米中通商交渉が、知的財産権を巡る意見の相違で取り消されたことが報じられると、下げ幅を拡大する展開となった。
セクター別では公益事業と消費者サービスが小幅上昇する一方で、半導体・同製造装置や小売、資本財が軟調。
医薬品のジョンソン&ジョンソン(JNJ)は10−12月期決算で、ベビーパウダーの発ガン性に関する訴訟関連費用が倍増したことなどが嫌気され下落。
工具メーカーのスタンレー・ブラック&デッカー(SWK)は為替やコスト増加により赤字決算を発表して下落。
非鉄金属のアーコニック(ARNC)は、身売り計画を断念したことを明らかにし、大幅下落。
一方でオークションサイトのイーベイ(EBAY)は、アクティビスト投資家のエリオット・マネジメントが4%強の同社株を取得し、企業価値向上に向けた書簡を公開し上昇。
マーケット終了後にITサービスのIBM( IBM (NYSE:IBM))が発表した10-12月決算は、売上高及び一株利益ともアナリスト予想を上回り、時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC