■NY株式:NYダウ171ドル高、主要企業決算を好感も上値限られる米国株式相場は上昇。
ダウ平均は171.14ドル高の24575.62、ナスダックは5.41ポイント高の7025.77で取引を終了した。
主要企業の好決算が相次いでいることを好感して、反発して始まった。
世界経済の成長減速への懸念が根強いほか、29日に予定されている大統領による一般教書演説の中止(延期)を民主党が求めるなど、連邦政府機関の閉鎖で対立が続いていることが嫌気され一時下落に転じたものの、引けにかけて再び緩やかに上昇する展開となった。
セクター別では、家庭・パーソナル用品や電気通信サービスが上昇する一方で、自動車・自動車部品やエネルギーが軟調。
ITサービスのIBM( IBM (NYSE:IBM))は売上高及び一株利益ともアナリスト予想を上回る10−12月決算を発表し上昇。
機械関連複合企業のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)や家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)、メディア・通信のコムキャスト(CMCSA)なども好決算を発表して堅調推移となった。
一方で電気自動車のテスラ(TSLA)は、アナリストの目標株価引き下げやモデルS及びモデルXの生産ペースを引き下げたとの報道を受け下落。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は自社配送を拡充しており、自社配送コストとの比較の観点から宅配便のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)やフェデックス(FDX)に対して配送料の値下げを迫っている模様。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:EU離脱期限延期観測で英ポンドは一段高23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円00銭まで上昇後、109円40銭まで反落し109円60銭で引けた。
米国の11月FHFA住宅価格指数は市場予想を上回ったほか、米国企業の好決算を好感し、米国株は反発したことからドル買い・円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1351ドルまで下落後、1.1394ドルまで上昇し、1.1381ドルで引けた。
ユーロ・円は、124円94銭まで上昇後、124円61銭まで反落。
ポンド・ドルは、1.3014ドルから1.3081ドルまで一段高となった。
英国の予想を上回る経済指標に加えて、英国議会は無秩序な離脱を回避するため、離脱延期の方針を固めているとの報道が引き続きポンド買いにつながった。
ドル・スイスは、0.9986フランへ上昇後、0.9940フランまで下落した。
■NY原油:続落で52.62ドル、原油需要減少の見方は変わらずNY原油先物3月限は続落(NYMEX原油3月限終値:52.62 ↓0.39)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比−0.39ドルの52.62ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めて一時51.86ドルまで下落した。
通常取引終了時点にかけて売りが優勢となったが、米国株高を意識した買いも入っており、下げ幅は縮小した。
世界経済の成長鈍化によって原油需要は減少するとの見方はあるものの、減産対応で原油価格の大幅な下落を防ぐことはできるとの声も聞かれている。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 28.92ドル -0.17ドル(-0.58%)モルガン・スタンレー(MS) 42.15ドル -0.26ドル(-0.61%)ゴールドマン・サックス(GS)196.90ドル -0.78ドル(-0.39%)インテル(INTC) 47.94ドル -0.33ドル(-0.68%)アップル(AAPL) 153.92ドル +0.62ドル(+0.40%)アルファベット(GOOG) 1075.57ドル +5.05ドル(+0.47%)フェイスブック(FB) 144.30ドル -3.27ドル(-2.22%)キャタピラー(CAT) 131.82ドル -0.42ドル(-0.32%)アルコア(AA) 28.30ドル +0.49ドル(+1.76%)ウォルマート(WMT) 98.71ドル +1.22ドル(+1.25%)スプリント(S) 6.17ドル +0.13ドル(+2.15%)