クラレ (T:3405):1605円(-41円)急反落。
前日に発表した業績予想の下方修正が嫌気されている。
12月期通期営業利益は従来予想の770億円から657億円に下方修正、一部製品の販売伸び悩みや原燃料価格上昇によるコストアップ、買収に伴うのれんの償却などが背景。
第3四半期までの状況から、大幅な下方修正にはネガティブなサプライズも。
また、プランティック事業や米国工場火災に係る損失を特別損失として計上、最終利益は490億円から335億円に下方修正。
東海カーボ (T:5301):1586円(-32円)大幅反落。
前日に前12月期の決算を発表した。
営業利益は753億円で前期比6.8倍、第3四半期決算時に上方修正した水準での着地となった。
また、今12月期は987億円で同31.1%増益の予想、配当金は前期比倍増となる48円を計画。
ただ、先の観測報道で今期営業利益は1000億円弱になる見通しと伝わっており、短期的な出尽くし感が先行する形に。
なお、ジェフリーズ証券では、明日公表の中計で自社株取得方針が盛り込まれる公算としている。
国際帝石 (T:1605):1134円(+130.5円)急騰。
前日に第3四半期決算を発表、通期予想の修正も発表している。
通期純利益は従来予想の600億円から820億円、前期比2.0倍の水準に上方修正している。
油価前提の引き下げなどマイナス材料はあったものの、イクシスLNGプロジェクトの利益貢献を100億円から400億円に引き上げており、上方修正の主因となった。
同プロジェクトの期待値は高まっていたが、想定以上の利益貢献として評価の高まる展開に。
システムサポート (T:4396):2375円(+228円)大幅に続伸。
3月31日(実質3月29日)を基準日として、1株につき2株の割合で分割すると発表している。
投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と流動性向上を図る。
また、19年6月期第2四半期累計(18年7-12月)の営業利益は2.74億円で着地した。
前年同期比増減率は非開示。
物流業の基幹システム更新案件などで受注拡大に注力したことが寄与した。
通期予想は前期比6.4%増の4.28億円で据え置いた。
進捗率は64%。
アピクヤマダ (T:6300):538円( - )ストップ高買い気配。
新川 (T:6274)がTOBを実施して完全子会社し、共同持ち株会社を設立すると伝わっている。
また、ヤマハ発動機 (T:7272)が第三者割当増資を引き受けて、新川を子会社化することで、共同持株会社はヤマハ発動機の傘下に入ることになる。
同社株価は新川によるTOB価格570円に完全サヤ寄せを目指す動きに。
一方の新川もヤマハ発動機傘下入りを好感して大幅高となっている。
SIG (T:4386):745円(+75円)大幅に続伸。
19年3月期の営業利益を従来予想の3.13億円から3.43億円(前期実績3.06億円)に上方修正している。
システム開発事業で需要が当初の想定を上回ったほか、インフラ・セキュリティサービス事業も順調に伸びた。
同期の年間配当予想は記念配当を含む17.00円(従来予想未定、前期実績無配)とし、復配する。
第3四半期累計(18年4-12月)の営業利益は前年同期比37.0%増の2.47億円で着地した。
カブコム (T:8703):559円(+30円)大幅反発。
KDDI (T:9433)が同社のTOB実施を正式に発表、TOB価格559円にサヤ寄せする動きとなっている。
買付予定数の下限は4575万8400株、同社の非公開化を企図しているため上限は設定していない。
同社ではTOBに対して賛同の意を表明している。
1月24日の報道でKDDIの出資意向が伝わり株価は急伸、TOB実施可能性は高いとの見方から、その後も高値圏での推移が続いていた。
マクドナルド (T:2702):4815円(+90円)続伸。
19年12月期の営業利益予想を前期比10.2%増の276.00億円と発表している。
店舗と人材への投資などを強化し、特に「バリュー」と「未来型店舗体験」に注力する。
全店売上高は01年の上場以来最高となる5510億円を目指す。
同時に発表した18年12月期の営業利益は32.4%増の250.45億円で着地した。
全店売上高は5242.03億円となり、5期ぶりに5000億円の大台を突破した。