スクリーンHD (T:7735):4475円(-180円)大幅続落。
前日には岡三証券の投資判断格下げなどが観測されていたが、本日はみずほ証券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価も10000円から5000円に引き下げている。
コストコントロールに課題が出てきており、従来のような利益率改善によるセクター内で高めの増益率確保を期待しにくくなっているとみているもよう。
また、ガバナンス体制に改善の余地があるとも指摘している。
アクセルM (T:3624):625円(-72円)大幅に続落。
17年9月25日に発行した新株予約権9000個(潜在株式数90万株)を取得・消却すると発表している。
一方、120万個(同120万株)の新株予約権を第三者割当で新たに発行する。
調達資金(差引手取概算額)の約7.59億円はゲーム事業における開発・制作費用や借入金の返済に充てる。
発行する新株予約権は原則として期限内に行使する契約となっており、株式価値の希薄化懸念が広がっている。
日電硝 (T:5214):2999円(-31円)大幅反落。
SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も4100円から3500円に引き下げている。
第3四半期以降はガラスファイバの出荷が減速、今12月期前半の業績進捗は低いと考えているようだ。
今期からの同事業利益成長本格化を想定していたが、足元の状況をふまえ業績予想を下方修正しているもよう。
同事業成長回帰の兆しが見えるまではセクター内でのアップサイドに乏しいとみている。
コマツ (T:6301):2817.5円(+84.5円)大幅反発。
米林業機械メーカーのティンバープロを買収すると発表、4月にも買収するもよう。
昨年にはカナダの林業機械部品事業を買収しており、北米市場で攻勢をかける形になっている。
また、自衛隊車両の新規開発事業を今後行わない意向を防衛省に伝えたと報じられている。
開発コストに見合う利益が見込めないためとしており、収益力強化に向けた動きと捉えられている。
なお、米キャタピラーが前日に3.3%超上昇していることも支援。
参天薬 (T:4536):1652円(+83円)大幅続伸。
発行済み株式数の2.0%に当たる814万4000株、140億円を上限とする自社株買いの実施を発表している、取得期間は2月21日から3月22日としており、取得した自己株式は消却の予定。
株主還元の強化と資本効率のさらなる向上を図るとしている。
比較的短期間での取得を計画しており、需給面へのインパクトを期待する動きが優勢になっている。
田辺三菱 (T:4508):1560円(-45円)大幅続落。
多発性硬化症治療薬FTY720のライセンス契約に関して、ノバルティスから契約の一部の有効性について疑義が提起され、国際商業会議所より仲裁申立ての通知を受領したと発表している。
ノバルティスでは、ロイヤリティの一部の支払い義務がないことの確認を求めているようだ。
同社では、今後適切に反論していくとしているが、ロイヤリティ収入の減少を懸念する動きが先行している。
ソレイジア (T:4597):210円(+50円)大幅に反発。
がん等の化学療法及び放射線療法による口内炎に伴う疼痛緩和口腔用液「エピシル」に関し、中国国家薬品監督管理局から医療機器輸入販売承認を取得したと発表している。
今後、中国の北京市、上海市、広州市では製品販売利益の最大化と固定費管理を念頭に自社で販売活動を行う。
他の中国諸地域では提携先の香港企業Lee’s Pharmaceutical Holdings Limitedが販売活動を行う。
SOSEI (T:4565):1205円(+51円)大幅に続伸。
クッシング病を含む内分泌疾患治療を対象とする新規低分子HTL0030310の自社開発で、第1相臨床試験を開始したと発表している。
健康な成人男女を対象に二重盲検無作為化プラセボ対照、単回皮下投与漸増用量試験を行う。
高い選択性により、有効性と投与量を制限する副作用のバランスを改善させることが期待できるという。
クッシング病は、コルチゾールホルモンの過剰分泌によって引き起こされる衰弱性の内分泌障害。