日立化成 (T:4217):2491円(-34円)反落。
SMBC日興証券では投資判断を「1」から「3」に格下げ、目標株価も2100円から1990円に引き下げている。
第3四半期実績や先行きの事業環境などを踏まえて業績予想を下方修正、19.3期、20.3期ともに調整後営業利益は減益を予想している。
スマホに依存した収益構造からの脱却には時間を要するとの見方。
日立製作所 (T:6501)によるグループ再編に対する期待を織り込み株価が急騰しているが、期待通りのプレミアム実現には慎重な見方も。
クスリのアオキ (T:3549):8000円(+580円)急伸。
前日に発表した第3四半期決算が好感されている。
累計営業利益は109億円で前年同期比21.3%増益、12-2月期は40.6億円で前年同期比28.0%増益と増益率は一段と高まる形になっている。
通期予想の131億円、前期比10.6%増益に対して順調な推移に。
第2四半期決算は出尽くし感を誘って、その後大きく調整していただけに、安心感も高まって見直しの動きにつながっているようだ。
識学 (T:7049):5760円(+240円)大幅に続伸。
ソフトウェア開発を手掛けるLaboratik(東京都渋谷区)とビジネスチャット向けアナリティクスサービスの共同開発及び販売に関する基本合意を締結したと発表している。
市場規模が拡大しているビジネスチャットで独自サービスを開発し、組織を機能的に動かすためのビジネスチャット運用を目指す。
Laboratikはビジネスチャットツールでの会話分析で多様なノウハウを保有しているという。
東エレク (T:8035):16475円(+775円)大幅続伸。
本日は半導体製造装置関連が一斉高の展開になっている。
米国半導体関連株が大きく上昇した流れが波及する格好に。
昨日の米SOX指数は前日比3.5%高となり、18年ぶりの高値圏にまで上昇している。
米国市場では、マイクロンが決算を好感で急伸、アナリストの投資判断格上げでアップルも上昇、エヌビディアやアプライドマテリアルなど主要半導体株が総じて買われる展開になっている。
ソニー (T:6758):4721円(-230円)大幅続落。
ジェフリーズ証券では投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げ、目標株価も8500円から5500円に引き下げている。
スマホ事業からの撤退を踏みとどまることで損失計上が続いていることに加え、ゲーム事業の利益もピークアウトするなど不確実性が高まっているとの判断。
向こう2年間の利益成長率は年率4-5%の水準にとどまると予想している。
RPA (T:6572):3425円(+95円)大幅に6日続伸。
東証の承認を受け、27日から第1部に市場変更されることになったと発表している。
同社は「社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上に努める」とコメントしている。
4月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄となるため、パッシブファンドの需要拡大を見越した向きが買いを入れている。
また、18年11月29日に付けた昨年来高値(3860円)が視野に入ってきたとの見方も買いを後押ししているようだ。
テモナ (T:3985):591円(+11円)3日ぶり反発。
東証の承認を受け、4月12日から第1部に上場市場が変更されると発表している。
同社は「今後も業容の拡大と企業価値向上に努める」とコメントしている。
市場変更の形式要件を充足するため、立会外分売を実施する。
予定株式数は26万株、予定期間は4月5-11日。
1部上場で5月末にTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、パッシブファンドなどの需要を期待した先回り買いが入っているようだ。
エーザイ (T:4523):8165円 -売り気配スタート。
前日に、米バイオジェンと開発中のアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」について、臨床試験を中止すると発表している。
フェーズ3試験において、主要評価項目が達成される可能性が低いと判断されたもよう。
同社では他に2つの認知症薬の開発を進めているが、これらの成功可能性も低下したと捉えられる形に。
中期的な成長のけん引として期待も高まっていただけに、ネガティブなサプライズが先行へ。