3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:リバランス中心の展開、短期資金はビットコイン関連か■前場の注目材料:キユーピー、1Q営業利益5.3%増、コンセンサス上回る■ユニファミマ、“手ぶら決済”可能に、実験店、次世代コンビニ開設■リバランス中心の展開、短期資金はビットコイン関連か3日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が意識される。
2日の米国市場ではNYダウが79ドル安となったが、直近の上昇に対する利益確定の流れであろう。
一方で、2月耐久財受注で設備投資の先行指標となる非国防資本財受注が直近4ヶ月間で3度目のマイナス成長となり、金融緩和が高まっている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の21525円。
円相場は1ドル111円30銭台で推移している。
また、ナスダックやSOX指数は上昇し、まちまちとはいえハイテク株などは比較的堅調な展開となっていることで、安心感につながりそうである。
また、米中交渉を見極めたいとの思惑もあり、仕掛け的な売りが出難いと考えられる。
昨日の日経平均は寄り付き高のほぼ安値引けといった格好だったが、節目の21500円や同水準に位置する25日線レベルが支持線として意識される。
もっとも、ゴールデンウィークまで1カ月を切っているほか、同期間には米国では主力企業の決算が発表されることもあり、ここから新規のポジションを積み上げている流れは考えづらく、先物主導によるインデックス売買が中心といったところである。
新年度入り後は景気敏感株の買い戻しに対して、内需系の利益確定といったリバランスが続いており、本日も同様の値動きをみせてくるかを見極めたいところであろう。
その他、昨日はバイオ株の値崩れから、マザーズ指数が3%を超える下落となっている。
マザーズ指数は結局のところ25日線を支持線としたもち合いレンジを突破できず、再び25日線を割り込んでしまっている。
その中で、ビットコイン価格の上昇を受けて、ビットコイン関連株の一角が一斉に動意をみせていたが、短期筋の資金が中心とはいえ、引き続き物色が続くかが注目されるところであろう。
■キユーピー、1Q営業利益5.3%増、コンセンサス上回るキユーピー (T:2809)は2日、第1四半期決算を発表。
売上高は前年同期比6.5%減の1283.19億円、営業利益が同5.3%増の60.26億円だった。
営業利益はコンセンサス(58億円程度)を上回る。
高単価のドレッシングの売り上げが好調だったほか、主力の卵関連事業では鶏卵の相場環境が改善したことなどが寄与した。
■前場の注目材料・ナスダック総合指数は上昇(7848.69、+19.78)・シカゴ日経225先物は上昇(21525、大阪比+55)・1ドル111円30-40銭・SOX指数は上昇(1431.63、+1.39)・VIX指数は低下(13.36、-0.04)・米原油先物は上昇(62.58、+0.99)・米長期金利は低下・米中貿易戦争終結への期待感・日銀のETF購入・ユニファミマ (T:8028)“手ぶら決済”可能に、実験店、次世代コンビニ開設・三井物 (T:8031)ポール・スチュアート、アート展で魅力訴求・エアウォーター (T:4088)過給機部品1000度耐熱、ステンレスに表面処理、HV向け提案・コマツ (T:6301)独自の急速補充電方式、新型電動フォーク発売・日立 (T:6501)証券事務電子化、共通システム提供、三菱UFJモルガン向け☆前場のイベントスケジュール・09:30 豪・貿易収支(2月) 35.00億豪ドル 45.49億豪ドル・09:30 豪・小売売上高(2月) 0.3% 0.1%・10:45 中・財新サービス業PMI(3月) 52.5 51.1・10:45 中・財新総合PMI(3月) 50.7
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