8日のマザーズ先物は前日比24.0pt高の916.0ptと大幅に続伸して終了した。
高値は921.0pt、安値は897.pt、取引高は2134枚。
本日のマザーズ先物は、前週末の米国株高を映して買いが先行して始まった。
また朝方は、先週に急落したそーせい (T:4565)などのバイオ関連株の一角が反発したほか、メルカリ (T:4385)などの時価総額上位銘柄の一角も堅調に推移したこともマザーズ先物高にプラスに働いたようだ。
ただ、今週は週後半に臨時の欧州連合（EU）首脳会議が開催されるなど重要イベントが目白押しで、「週前半は総じて手掛かり材料に乏しいなか、全般は様子見姿勢が強まるだろう」との指摘が聞かれた。
しかし、午後に入り、慢性期外傷性脳損傷を対象にした再生細胞薬が、厚生労働省「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定されたサンバイオ (T:4592)がストップ高と後場に入り急騰したことを映して、マザーズ先物は大引けにかけて上げ幅を大きく拡大した。
このほか、本日のマザーズ市場では、第1四半期の営業赤字が縮小したシリコンスタ (T:3907)や、ネット上の情報を企業自らコントロールすることを可能にするクラウドプラットフォームサービスのサイトをリリースしたサイジニア (T:6031)がストップ高まで買い進まれるなど、個別に材料のある銘柄に個人投資家中心の投資マネーが流入していた。
また、本日新規上場したヴィッツ (T:4440)は買い気配のまま初値持ち越しとなった。