TSI HDコーセー (T:4922):20990円(+650円)大幅反発。
ジェフリーズ証券では化粧品・トイレタリーセクターの投資判断を変更、同社は「ホールド」から「バイ」に格上げし、目標株価も19600円から24000円に引き上げている。
サブセクターでは、トイレタリーよりもインバウンド比率の高い化粧品を推奨としている。
新EC法の影響は想定よりも軽微であり、ピザ発給要件緩和による中国人訪日客増加の影響も見込め、2019年のインバウンド売上は業績に貢献していくと判断のようだ。
エヌピーシー (T:6255):324円(+31円)大幅に続伸。
19年8月期の営業利益を従来予想5.34億円から6.21億円(前期実績5.06億円)に上方修正している。
太陽電池製造装置関連の販売が好調に推移しているため。
同時に発表した第2四半期累計(18年9月-19年2月)の営業利益は前年同期比41.5%減の2.40億円だった。
業績予想では0.17億円の営業赤字を見込んでいたが、部品販売の好調や原価低減などで利益が押し上げられた。
TSI HD (T:3608):730円(+87円)急騰。
前日に決算を発表、前2月期営業利益は22.9億円で前期比5.6%増益、従来予想15億円を大幅に上回った。
冬物衣料のセール商戦が想定を上回ったもよう。
一方、減損損失発生により、純損益は16億円の黒字予想に対して2億円の赤字となった。
今2月期営業利益は34億円で同48.4%増益の予想、市場の期待水準を大幅に上回っているとみられる。
また、発行済み株式数の2.1%に当たる200万株上限の自社株買い発表も評価。
キリン堂HD (T:3194):1874円(+328円)急騰。
前日に前2月期の決算を発表、営業利益は20.3億円で前期比5.0%増益となり、従来予想の21.5億円を下回る着地になっている。
一方、今2月期は32億円で同57.3%の大幅増益見通し、年間配当金も前期比3円増配の38円を計画している。
既存店売上高の増加に加えて、粗利益率の上昇、販管費抑制などを見込んでいる。
想定以上の大幅増益見通しがサプライズを誘う形になっている。
スタジオアタオ (T:3550):2229円(+64円)大幅に続伸。
20年2月期の営業利益予想を前期比18.3%増の8.80億円と発表している。
インターネット販売及び店舗販売等の継続的な成長を目指す。
また、全てのコンテンツを扱う総合ショップ「アタオランド」をオープンしており、国内外の観光客の取り込みを図る。
年間配当予想は10.00円(前期無配)とし、復配する。
同時に発表した19年2月期の営業利益は34.6%増の7.43億円で着地した。
サイゼリヤ (T:7581):2315円(+255円)急騰。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は35.1億円で前年同期比5.7%減益、従来予想の40億円を下回った。
費用増加や光熱費の上昇などが響いた。
また、通期予想は従来の95億円から91億円、前期比5.3%増益に下方修正している。
ただ、第1四半期が前年同期比2割超の減益であったため業績下振れは想定線、目先のあく抜け感も生じる格好に。
なお、株主優待制度を変更、優待品の選択制は廃止し、100株以上保有する株主に対し、保有数に応じて2000円-2万円の食事券としている。
良品計画 (T:7453):22710円(-3460円)急反落。
前日に決算発表を行っている。
前2月期営業利益は447億円で前期比1.2%減益、会社計画の470億円を下回り、減益に転じている。
市場予想は会社計画線上であったとみられる。
国内事業の不振によって、12-2月期は前年同期比16%減と2ケタの減益となった。
一方、今2月期は485億円で前期比8.4%増益を予想している。
前期の下振れもあって、水準は想定を下回っており、ネガティブな反応がストレートに強まっている。
メドピア (T:6095):2350円(-27円)朝高後にマイナス転換。
6月30日(実質的には6月28日)を基準日に1株につき2株の割当で分割すると発表している。
株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。
株式分割に伴い定款を一部変更し、発行可能株式総数を3350万株から6700万株に増やす。
8日の取引時間中に直近高値(2585円)を付けて以降、株価が軟調に推移していたことも値頃感につながっているようだ。