22日の日経平均は小幅に上昇。
17.34円高の22217.90円(出来高概算8億6000万株)で取引を終えた。
前場こそ、22280.19円まで上昇した後に、22099.38円と値動きの荒い局面もみられたが、後場は22200円を挟んでの狭いレンジ取引が続くなど、海外市場休場の影響等から、薄商いの中でのこう着感の強い相場展開となっている。
欧州市場などがイースターマンデー(復活祭の月曜)の祝日で休場になるため、海外勢のフローは限られており、リバランス中心の取引となり、上海指数が1.5%超の下落で推移していたが、市場の反応は限定的であった。
個人主体の資金は決算等を手掛かりとした値幅取り狙いの商いが中心だった。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が拮抗しており、値下がり数が若干上回っている。
セクターでは鉱業、海運、建設、小売、不動産が堅調な半面、その他金融、空運、その他製品、証券、保険、ガラス土石が冴えない。
指数インパクトの大きいところでは、ユニー・ファミマ (T:8028)、大和ハウス (T:1925)、テルモ (T:4543)が下支えする一方で、ファナック (T:6954)、ソフトバンクG (T:9984)、東エレク (T:8035)が重石となっている。
海外市場の休場の影響から、東証1部の売買高は連日で10億株を下回り、売買代金は1兆6263億円にとどまり、今年最低となった。
明日は米国市場の休場明けによって米国系の資金流入が意識されることになろうが、国内機関投資家は10連休前で積極的な売買は手控えられることになりそうだ。
また、今週後半から決算ピークとなり、10連休明け後は決算ピークとなるため、模様眺めムードが強まりやすいところである。
また、足元の決算については、明日23日に予定されている日本電産 (T:6594)の結果を受けた市場反応を見極めたいところであろう。
その他は、個人主体の決算などを材料視した循環物色といったところであるが、それでも積極的な売買は手控えられることになろう。